東日本大震災から12年

最終更新日

12年前の今日、2011年3月11日の午後2時46分、東日本大震災が起こりました。この地震により、大きな津波が発生、死者行方不明者は2万2000人を超えました。
住んでいた家や家族を流されてしまった人もたくさんいます。ある小学校では、学校にいて津波に巻き込まれて多くの小学生の命が亡くなってしまったところもあります。そして、12年たった今でも、その時の怖い気持ちを忘れることが出きずに苦しんでいたり、亡くした家族のことを思い出し悲しい気持ちのままで生活している人たちがたくさんいます。
また、地震や津波の影響で、福島第一原子力発電所が壊れ、放射能という人や生き物の体に良くないものが漏れ出して、その近くに住んでいた人は、今でも自分の家に帰ることができなかったり、体のことを心配しながら生活しています。当時私が担任していたクラスにも、福島からの転校生が来ました。親族を頼り、まったく知らなかった遠い松阪市に来たそうです。地震以降は友だちに合えなくなり、「さようなら」を言う機会もなく、松阪市にやってきたんです。どんなにつらかったのかと想像するだけで胸が痛みました。
今日は、そうした被害が出た地震や津波や原子力発電の事故のことや、そのことで苦しんだり、つらく悲しい気持ちでいる人たちが、まだまだたくさんいることを忘れずに思い返す日でもあります。
亡くなった人にお祈りをし、つらい気持ちに負けずに生活している人を応援したりする気持ちを大切にしてください。そして、もし地震に遭った時、自分の命を守るためにはどうしたらよいかを改めて考えましょう。

シェアする